2022年11月8日火曜日

冬の畑

 畑の日照時間が秋の彼岸を過ぎると極端に短くなる。冬は10時~1時の3時間程度だろうか。なので冬野菜は諦めている。以前、タマネギの苗を秋に植えたが、冬の霜柱で全て浮き上がり全滅だった。いままでに越冬できた野菜はニンニク、ワケギ、イチゴだけ。ニンニクは今年も植えている。が、シカが侵入すると地上部を全部食べてしまうので、結局ダメになる。

今年、楽しませてくれた野菜の収穫、店じまいの時期になった。本来ならサトイモ、サツマイモで芋煮パーティができるのだが、イノ君のおかげで今年は無し。彼の食べ残しであるダイコン、小豆、落花生、コンニャクを収穫している。

コンニャクは巨大な芋が2個採れた。大きい方でコンニャクを作り、もう一つは、来年花を咲かせてみようかと目論んでいる。どうなるのか楽しみだ。




2022年11月7日月曜日

秋山川の紅葉

 この10日くらいの間に、紅葉がぐっと進んだ気がする。

紅葉については、一般的に寒暖差が大きいと鮮やかになると言われている。秋山でも、周囲の山の尾根筋などではくすんだ色に見えるが、秋山川沿いを車で走ると綺麗なポイントが確かに続いている。それも途中の藤野の山道などより、秋山集落になると鮮やかに見えるのは何故だろう。

以前、山釣りをしていたころ2000mの大井川源流の河原では、8月でも朝は2℃になり霜が降りたことがある。翌日2500mの尾根筋で野営したときは10℃を越えていて暖かく不思議な感じがした。放射冷却の冷気はより低いところに流れて滞留すると言うことなのかもしれない。

紅葉、黄葉いろいろあっていつも不思議を感じている。若い木より老木の方が一般的に鮮やかにみえるが、アカシデなどは幼木の方が鮮紅色になる場合がある。ケヤキは枯葉色(茶)から黄葉、紅葉と個性が強い。ブナの紅葉はよく見れば枯葉なのだが遠くからだと錆色で本当に鮮やかに見える。一方で、カバノキ科の多くやヤナギの仲間は、みじめなくすんだ枯葉を散らすだけの木もある。

秋の楽しみは平地部、都会に移動してフィナーレを迎える。




2022年9月1日木曜日

二百十日 秋

 9月の声を聞くと、何やら涼しい日が多くなってきた。

四季を月別に区分けすると、9月、10月、11月が秋になるような気がする。24節気では8月初旬に立秋があるけれど、実際には、まだちょっと早いかな。気象庁も9月から秋としているようなことを聞いたことがある。

樹げむ庵の畑の上を飛ぶ赤トンボも増えてきた。



2022年8月31日水曜日

鳥の胸山

 昨日、昼間は天気が回復するという予報を信じて、西丹沢の道志川沿い尾根筋を歩くために、雨の中樹げむ庵を出た。登り口について30分ほど様子を見たが、一向に雨のやむ気配は無い。仕方なく傘をさして歩き始めた。林道が終わるころ小降りになったので傘を閉じて山道に入る。

城が尾峠にたどり着くと尾根の反対側からの南風が強く、降り続く雨とのダブルパンチになってしまった。しばらく尾根道を歩いたが状況は変わらないので、途中にあった分岐から鳥の胸山方向にエスケープすることにした。少なくとも南風からは逃れられるだろう。

初めての山道で雨模様だったが、意外と気持ちの良い開けた尾根道だった。予定より大分長距離となってしまったが、無事鳥の胸山を往復してきた。山頂では雨は上がっていた。途中、いろいろなキノコが生えていた。雨で元気になるのはキノコですね。

車に戻り、道志みちまで出ると夏の日差しが出ていた。蒸し暑い。左足の親指が付け根をひねったのか、捻挫のような痛みが溜まっている。これはしばらく後を引きそうな気がする。







 

 

2022年8月28日日曜日

今年のモリアオガエル

 昨年、敷地の片隅にある池(水たまり)に、初めてモリアオガエルがやってきて卵を産んでいった。10年目にして嬉しい事件だった。それで、当然今年も産卵を期待していた。特に昨年生まれた子供たちもやってくれば楽しいだろうを考えていた。

 5月も半ばを過ぎたころ池を覗いてみると、あるある、大きな卵塊が2つある。一つはタマアジサイの葉っぱにくるまって、一つはカヤツリグサの仲間の草むらにある。近くの木の幹に親がジっとしがみついていた。写真は卵塊の一つと、昨年の親と今年の親を比較してみたもの。モリアオガエルの背中には斑点があるタイプや、無い(無地)など変異があるそうだ。この池にくる親はハッキリした斑点があるので、今年と昨年を並べて比較したみた。


 



タマアジサイの葉っぱの間の卵塊。

まだ新鮮だが、かなり大きい印象。





左下が今年、右が昨年の写真。

分かりにくいが、かなりパターンが一致しているように見えた。


モリアオガエルの背中の斑点で個体識別ができるのかどうか、斑点は成長に伴い変わるのか、などよく分からない。

この卵塊は大きすぎたのか、1週間もしないうちに無くなっていた。跡形も無く消えていたので、雨などで流れ落ちたのか分からないまま、10日ほど経つとまた違う卵塊が作られていた。今年3つ目になる。卵塊が産み落とされると、昨年は池にヤマカガシの子どもがいついた。オタマジャクシはいろいろな動物の餌になる。

今日、池を覗くと大きくなったオタマジャクシが泳いでいる。良かった。何とか生き延びてまた来年も来てほしいものである。

(処暑 天地始めて粛む)






2022年8月23日火曜日

故障タイマー

 給湯器の電気が入らなくなった。何の前触れもなく、ある日リモコンのボタンに反応しなくなった。風呂は追い炊き用の風呂釜があるので不便はなく、しばらく放っておいたが、昨日近所のガス屋さんに修理を依頼した。ガス屋の社長がやって来て、多分基板がやられていて修理はムリ、とのことで結局、取り換えることになった。

給湯器のパネルを見ると、標準使用期間を超えて使用しないでくれと書いてあった。で、標準使用期間は?と見ると10年とある。なるほど、小屋は昨年で10年経つ。思えば、昨年には、風呂釜から黒煙が上がり、交換した。安全のためと考えれば頷くことはできるが、素晴らしい設計・製造技術である。故障するためのタイマーが組み込まれているような気がした。


 畑に動く虫が目についた。よく見るとハンミョウである。一見10匹ぐらいが、イノシシ害後に耕起した土の上を歩き回っている。開けた場所に小さな虫が集まり、それを求めてきたのか。綺麗な背中の模様がきらめいていた。