雨が続く中、栗の花の香り(臭い)が漂ってきます。
狂い咲きのように咲いたエゴノキが終わった後は、オオバアサガラの豪華な花です。ウツギの仲間もほぼ終わり、本家ウツギが咲き始めました。この時期、山の木の花は白一色。
雨が続く中、栗の花の香り(臭い)が漂ってきます。
狂い咲きのように咲いたエゴノキが終わった後は、オオバアサガラの豪華な花です。ウツギの仲間もほぼ終わり、本家ウツギが咲き始めました。この時期、山の木の花は白一色。
今日は秋山未来作りプロジェクトの農業体験イベントに参加。と言っても地元のおばちゃんたちの作るランチを食べに行ったのですが。秋山と何かの関係のある人がだんだん増えていく。都会のすぐ隣にある桃源郷。
ブライアンの畑の野菜は、どれもモリモリと育っていてウチの畑とは大違い。ウーム、何が違うのか、腕、情熱、土、日当たり、気合い。わからん。
一番好きなウツギの花が咲き始めた。ニシキウツギとバイカウツギ。雨模様の中、緑が濃くなっていく。
樹げむ庵で初めて、ササバギンランを見つけた。2株。
忽然と現れたような・・。
これでキンラン、ギンラン、ササバギンランと3種揃った。あと、キンランの変種であるツクバキンラン(写真)も毎年1株顔を見せてくれる。今年は、キンギンはまだ小さく咲いていない。
このランの仲間は、毎年気分次第で姿を見せたり見せなかったりする。まるで猫のようだ。
最近、近くの林道を歩いていて思うのは、ヤマユリをほとんど目にしなくなったこと。10年前、樹げむ庵ができたころは林道の法面に点々と咲いていた。近年、春の伸び盛りの芽はシカに食われ、冬の球根はイノシシに食べられ、踏んだり蹴ったりだ。シカの食害では球根は残るので、翌年小さくなって再発芽する。イノシシは鋭い嗅覚で掘り当てて球根を食べてしまう、が急な法面にある球根はとどかなければ生き残れる。両方がやって来ると残らず餌になってしまう。
多分、他の野草も推して測るべしなのだろう。いろいろな野草を林道筋で最近見なくなったような気がする。昔はあったが既に無くなった種類もきっとあるのだと思う。南アルプスのお花畑が壊滅した、とか話は聞くが、もっと身近なところの野草がいつの間にかなくなっている気がする。
樹げむ庵の敷地内では、この1年近くシカとイノシシの侵入をなんとか防いできたつもり。一度でも入られると特定の野草が見えなくなる。近くの沢の崩れそうな崖っぷちに数株あったシロバナエンレイソウは、シカもイノシシも近付けないがゆえに残っていたのだろう。繁殖用の畑でシカに葉だけ食べられる失敗もあったが、今は殖えてきている。
近所から頂いたり、自然に出てきたり、退避してきたり、殖やしたりで樹げむ庵内が野草園ぽくなってきた。楽しみでもある。