昨年、敷地の片隅にある池(水たまり)に、初めてモリアオガエルがやってきて卵を産んでいった。10年目にして嬉しい事件だった。それで、当然今年も産卵を期待していた。特に昨年生まれた子供たちもやってくれば楽しいだろうを考えていた。
5月も半ばを過ぎたころ池を覗いてみると、あるある、大きな卵塊が2つある。一つはタマアジサイの葉っぱにくるまって、一つはカヤツリグサの仲間の草むらにある。近くの木の幹に親がジっとしがみついていた。写真は卵塊の一つと、昨年の親と今年の親を比較してみたもの。モリアオガエルの背中には斑点があるタイプや、無い(無地)など変異があるそうだ。この池にくる親はハッキリした斑点があるので、今年と昨年を並べて比較したみた。
タマアジサイの葉っぱの間の卵塊。
まだ新鮮だが、かなり大きい印象。
左下が今年、右が昨年の写真。
分かりにくいが、かなりパターンが一致しているように見えた。
モリアオガエルの背中の斑点で個体識別ができるのかどうか、斑点は成長に伴い変わるのか、などよく分からない。
この卵塊は大きすぎたのか、1週間もしないうちに無くなっていた。跡形も無く消えていたので、雨などで流れ落ちたのか分からないまま、10日ほど経つとまた違う卵塊が作られていた。今年3つ目になる。卵塊が産み落とされると、昨年は池にヤマカガシの子どもがいついた。オタマジャクシはいろいろな動物の餌になる。
今日、池を覗くと大きくなったオタマジャクシが泳いでいる。良かった。何とか生き延びてまた来年も来てほしいものである。
(処暑 天地始めて粛む)
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